給食だより平成28年11月号
2016/11/1
「ばっかり食べ」にご用心!
「ばっかり食べ」とは、言葉の通り、おかずやご飯を一品ずつ食べ、食べ終わるとまた次のおかずを食べる…というひとつのものばっかり食べる食べ方のことです。いわゆる『三角食べ』とは違う食べ方をいいます。最近は「ばっかり食べ」をする子どもが増えているようです。
「ばっかり食べ」の原因として、いくつかの説があげられています。
①全体的に薄味のものが増えたこと
(薄味のものが増えるとごはんで味を薄める必要がなくなるため)
②単品化が進んだこと
(チャーハンや丼ぶりものなど、ごはんとおかずの区別がなくなったため)
③一人で食事をする機会が増えたこと
(一人で自炊などしていると作るおかずの量や品数が減るため)
日本人の味覚にあった三角食べ(口中調味)
おかずとごはんと一緒に食べよう
ごはんとおかずを一緒にいれて、口の中で混ぜ合わせながら食べることを『口中調味』と呼びます。これは、古くから日本独自の食べ方です。でも最近では、欧米型食文化の『ばっかり食べ』をする子どもが増えているようで三角食べができなくなってきているようです。口中調味には「ごはんの量で味を調整して、濃い味に慣れない」「噛むことで脳を活性化させる」など利点があるようです。ばっかり食べを続けていると、日本人の繊細な味覚も失われてしまい、さらには偏った栄養、高カロリー食を好むようにもなってしまいます。
健康にもよい、日本独自の食文化。食事の際にちょっと気にかけてみませんか。
おいしく食べよう みやぎ地産地消
曲がりネギ
(主な産地:仙台市)
明治時代から80余年引き継がれる伝統野菜
11月から3月に旬を迎える「仙台曲がりネギ」の発祥の地は仙台市宮城野区岩切といわれています。
白ネギの多くはまっすぐに育った立ちネギですが、この地域では地下水位が高く立ちネギの栽培には不向き。そこで根腐れを起こさないよう、ある程度生育したネギを土から抜き、横にして植え直す方法で栽培。すべてを手作業で行う手間暇かけた生産を行っています。横になったネギが太陽に向かって育つため曲がるとか。一般的なネギよりも甘味があり、柔らかいのが特徴です。
ネギのちょこっとメモ
薬味としてはもちろん、やわらかく甘みが強いのでシンプルに味わえるのも魅力的。ネギの白い部分に多く含まれる香りの成分アリシンは、殺菌作用があり風邪予防にお役立ちです。
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